★事故車の心配は?★

 店頭に並んでいる車を購入するのと違って
遠方のオークション会場に出品された車をインターネットで
落札するわけですから、車輌の確認はできません。

そこで心配になってくるのが、事故車ではないかということです。
しかしその心配はありません。

一般のお客様が心配するのと同じように
オークション会場を利用している中古車屋さんも、
同じ事を気にしているのです。

そこでオークション会場のほうではそういった不安を
解消できるようなシステムをとっているのです。

 

オークション会場のシステム

1.専門の査定士
オークションに出品された車は会場に常駐している
専門の査定士によって1台1台チェックされます。

外装、内装の程度によってそれぞれ点数が付けられます。
ボディのヘコミやキズなどは専用の
出品表に細かく記入しています。

その点数をみれば現車を見なくても、
車の程度がわかるようになっているのです。
もちろんプロの査定士が事故車を見逃すはずはなく、
事故暦アリとしっかり記載されてしまいます。

2.出品表
出品された車にはすべて出品表というものがあります。
上で説明した点数のほかに、グレード、カラーNo、
走行距離、装備品などの明細が記入されています。

ヘコミやキズについてもどこがどれぐらいへこんでいるか、
すぐにわかるように記入してあります。

事故暦についてもどこを修理してあるかを記入してあります。

また、車に不具合がある場合などはあらかじめ出品表に
記入しておかなければいけないきまりになっています。

3.不具合の修理
落札後に記入漏れの不具合が見つかった場合は、
修理代を出品者が負担することになります。
このため出品者は漏れが無いように出品表に記入をしています。

ですからインターネット上でも車の状態がきちんと
把握できるようなシステムになっているのです。

不具合の定義
ここでいう不具合とは作動不良、破損などをいいます。
個人的な感覚による違いなどは不具合に含まれません。

たとえばエアコンが効かないは不具合になりますが、
エアコンの効きが悪いは不具合になりません。
(程度にもよりますが・・・)

また、消耗部品は不具合にふくまれません。

4.事故暦の記載
事故暦については、本当の事故車を修理したものもあれば
そんなにたいしたことの無い修理の車もあります。

どちらも「事故暦アリ」の評価点になっていますので
軽い事故の車を安く買うというのもひとつの方法です。

厳しい査定士さんだとフロントの牽引フックが曲がっているだけで
事故暦アリにしている場合もありますから・・・
 

もし自分で中古車屋さんの店頭の車を見て
事故車かどうかを見分けられますか?

ほとんどの方が無理だと思います。
そうなるとお店の人の話を信用するしかありませんよね。
何度も購入して信頼のおけるお店なら大丈夫でしょうけど・・・

第三者であるオークション会場が査定をした車なら
そういった面で安心できると思います。