魔法の液体「進化剤」の紹介です。

そもそも「オイル添加剤」とは?

そもそもオイル添加剤とはどのような物なのでしょう?
最近ではイロイロな種類の添加剤が発売されていますが、
その正体はイマイチはっきりしません。

・オイルに作用して性能を上げるという物
・金属表面に皮膜を作り抵抗を減らすという物・・・等
作用する原理は様々なようですが、
謳っている効果はどれも似かよっています。

・燃費向上
・パワー&トルクアップ
・ノイズの低減
・摩擦減少によるエンジン保護
・・・

回転部分や摩擦部分の抵抗を少なくすることで、
フリクションロスを少なくして燃費に繋げたり
レスポンスが良くなりトルクもUP。
結果的に磨耗が少なくなりエンジンが保護できる。
と言うのがメーカーの謳い文句のようですね。

 

本当に効果があるのか?

はたしてそれらの添加剤は本当に効果がある物なのでしょうか?

残念ながら実際には眉唾物の商品が多いのが実態です。
例えばオイルに作用するという商品では
成分のほとんどが洗浄剤で、添加することにより
オイル粘度が下がってシャバシャバになり、
結果レスポンスが良くなったと感じる。

最近は低粘度のオイルが指定になっている車が増えています。
燃費等の面からメーカーでもそういった粘度のオイルを
使うようになってきているのは事実です。

しかし、メーカー指定の粘度のオイルを使っている車に
添加剤を入れることで粘度を下げてしまっては
長期的にみてエンジンに良い影響があるとは思えません。

一時的に変化がある事を「効果があった」と言うのは
かなり疑問符が付くのではないでしょうか。
エンジンにダメージを与えることなく、同じ効果が長期間持続してこそ
本当に
「効果があった」と言えると思います。

 

添加剤の成分っていったい何?

突っ込んだ化学的な話については専門家ではありませんし
ネットで検索すれば詳しく解説しているサイトが
たくさん在りますのでそちらをどうぞ。
ここでは私の主観を元にした内容となります。

テフロンについて

添加剤によく使われている成分のひとつにテフロンがあります。
テフロンとは米国デュポン社の商品名で
正式な名称は
ポリテトラフルオロエチレン(略号はPTFE)です。
つまり
テフロン配合とPTFE配合と書いてある物は
ほぼ同じ物を使っているということになります。

テフロンと聞いて最初に思い浮かぶのは
おそらくフライパンではないでしょうか?
水を掛けるとコロコロと水玉が出来てはじきますよね。
あのイメージでエンジン内部にも
コーティングができるんじゃないかとついつい思っちゃいます。

ところがこのテフロンコーティングは長く持ちません。
我が家でも使っていますが、わりと早い時期に剥がれてしまい
今では餃子の皮もバッチリこびりつきます。
それは何故か?・・・

実はテフロンは金属に定着しにくい性質を持っているんです。
摩擦係数が極めて低いという部分から
添加剤に使われ始めたのでしょうが、摩擦係数が低ければ
定着しないですぐに剥がれるのは当たり前ですよね。
つまりオイルを抜けば
テフロンも抜けるってことになりますから、
「 皮膜が何万キロも・・・」っていうのは胡散臭い話です。

さらに熱にも弱いようなんです。
200℃〜300℃で燃焼してしまうようなので、
エンジンのシリンダー内部では全く役にたちませんよね。
そういえば、フライパンでも
「空焚き禁止」になっていますが
これも熱に弱い性質のせいなんだと思います。

また、オイルに混ざりにくいという決定的な難点もあります。
つまり
テフロンの成分はオイルと分離して
エンジン内部に沈殿してしまい、それが
スラッジなどの原因になるようです。

実際にテフロン添加剤王国のアメリカでは
数々のトラブルが発生しているようです。
そのためある大手自動車メーカーでは
テフロン配合の添加剤を使用した場合には
クレームの対象外となってしまうそうです。

また、テフロンの発売元であるデュポン社が
「オイル添加剤に
テフロンを使わないように」という
通達を出しているんだとか・・・

こういったような「成分」も「効果」も
はっきりとしていない物がいわゆるオイル添加剤の
ほとんどを占めているのが現状です。
(中には真面目に作られた製品もあるようですが・・・)


同じ製品を使っていても
効果があったという人と、無かったという人が存在する。
これが添加剤が信じられない要因となっています。
本当に効果のある物だったら、車やエンジンを選ばず作用して
使った人全員が体感できるはずですもんね。


そもそも大手メーカーが発売しているエンジンオイルには
元々いろんな種類の添加剤が含まれています。
その添加剤の配合は各メーカーが多額の開発費を投じて
決定したものなわけですから、わざわざ後から添加剤を
追加する必要も無いという考え方もあります。

オイルメーカーの担当さんの話では
Aという成分を増やすと、Bの成分の性能が落ちたり、
Bを増やすと、Cが落ちたりするそうです。
そういったところをバランス良く効果が出るように
配合の開発をしているそうです。

そのためかチューニング業界には
「訳のわからん添加剤を入れるより、高いオイルを使えばいいんじゃ!」
って言うポリシーのガンコじじいも多いんですよね。(笑)
実際にその話は的を射ていると思います。

ところがそんなガンコじじいたちもビックリなのが
この魔法の液体
進化剤なんです。
今まで添加剤に否定的だった有名チューニングショップさんとかが
次々と取扱施工店になっているんです。








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