自動車盗難被害の実態を紹介しています。

★自動車盗難被害の実態★

 

今や都会だけの話しでは無くなった自動車の盗難被害。
全国的に見れば田舎の部類に入る岡山でも
盗難被害の話しをよく耳にするようになってきました。

では実際にはどういった内容で被害にあっているのか?
その内容を把握することで被害あわないための対策が
見えてくるのではないでしょうか。

 

 

1.車上ねらい
車上ねらいの被害品トップはカーナビ!
 

カーナビの被害は年々増加しています。
急速に普及したカーナビは元々高額であることに加えて
インターネットなどでの転売が容易なため
ターゲットとなりやすいようです。

車上ねらいの被害額は年々、上昇傾向!

高価なカーナビ盗難の増加もあって、
1件あたりの被害金額は上昇の一途をたどっています。
2005年調査の1件あたりの平均被害金額はなんと

31万円!

高価なカーナビやオーディオシステムを装着している方は
しっかりとした対策をとる必要がありますよね。
またタイヤ・ホイールなどの外装品も高い割合で狙われています。
最近ではチューニングパーツの被害も増えているようです。

 

 

2.車両本体盗難
高級車の盗難は減少する傾向
一方RV車の盗難が増加!

高級乗用車を中心にイモビライザーの装着が進み
盗難が難しくなったため、高級乗用車の被害は
年々減少傾向にあります。

一方でRV車の割合が急速に増加しています。
RV車は海外で人気が高いため、不正輸出で海外に流れていっているようです。
輸出されてしまうと被害にあった車両は
ほとんど見つけることはできなくなります。

映画やマンガの影響もあってスポーツ車も
かなりの増加傾向にあります。
ミニバンなどに比べると絶対数があきらかに
少ない車種なのにこれだけの割合になっているということは
スポーツ車が被害にあう確率はかなり高いという事になります。

また、スポーツ車はパーツ目的の車両盗難の割合も高いようで
パーツをはぎとったら車両は河原などに乗り捨てるといったパターンのようです。
この乗り捨てられた車両がムゴイことに。
当然ホイールや車高調は無くなっていますし、エンジンもかからない状態。
おまけに指紋などの証拠隠滅のため車内は消火器で泡だらけ・・・
といった状態になるようです。

ターゲットは安い車?

盗難が難しいイモビライザー装着車が増えたことで
高級車をさけて、盗むことが容易な車に
ターゲットを変えてきているようです。




また、最近の車はイモビライザーの装着率が高いので
イモビライザーがあまり装着されていない年代の車が
狙われているようです。




自分の車は「高級車ではないから」、「新車ではないから
といって油断は禁物のようですね。

 

 

3.盗難被害にあった場所
いつも止めている駐車場が
一番キケンな場所!

盗難被害と聞くと「路上駐車してたんじゃろう」とか
カギを付けたままコンビニでも行ったのか?」なんて
被害者の落ち度が頭に浮かびますよね。
ところが実際の被害状況では
オドロキの調査結果が出ているんです。




なんと屋外の自宅駐車場と契約駐車場の割合が
車両盗難では合計
66.5% 車上ねらいでは58.4%と
どちらも過半数を大きく超えています。
特に屋外の契約駐車場での車両盗難は
42%と
圧倒的な数字になっています。

契約駐車場」とはいわゆる「月極駐車場」といったかたちの
どこにでもよくあるタイプの駐車場です。
ほとんどがフェンスで仕切られているだけで
だれでも
出入りは自由ですよね。
自宅駐車場も最近の住宅では門扉などは無い開放的なタイプが
増えてきていますよね。

毎日同じところに止めてありますから、下見もバッチリできますし
盗む時には出入り自由といった
悪条件なんですよね。
(盗むほうからすれば好条件!)
窃盗犯にしてみれば路上やコンビニといった場所で
たまたま出会った車を盗むといった運まかせより
駐車場のほうが計画的に事が運べるんですよ。

自宅でも契約駐車場でも屋内になれば
さすがに被害は激減します。
しかし自宅にシャッター付の車庫を立てるとなると
かなりの予算が必要になりますよね。
いつかは車庫を・・・」と思っている人は多いでしょうが
すぐ実行となると現実的には厳しいですね。

月極駐車場を借りている人は勝手に車庫を立てるわけにもいかないし、
かと言って車の中で寝るわけにもいきませんよね。

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使用したデータは「社団法人 日本損害保険協会」が
2006年3月15日に発表した「実態調査の結果」を元にしております。