70スープラ クラッチ HID 装着作業の紹介です。

★JZA70スープラにST-Rクラッチ&HID装着★

JZA70スープラのクラッチ交換の作業レポートです。
今回はクラッチだけでなく、他にもいろいろやっています。
 
このスープラはドリフト仕様に仕上げてあるのですが
最近はほとんど走りには行ってないらしい。
大人しくしていたのにクラッチが・・・
そこでクラッチ交換ということになったのですが
やはり走り屋の血が騒ぎ、ノーマルじゃ物足りません。
どうせ換えるならグレードアップしたいですよねえ。

チョイスしたのは当店定番のOS技研ST−Rクラッチ!
近頃は街乗りメインのオーナーさんですから
乗りやすさは重要なポイントになりますからね。



 

まずはフロントパイプやカバー等の補機類を外します。



 

さすがはスープラ。
ミッションはデカくて重かったです。
(4WDほどじゃ無いですが・・・)



 

取り外したクラッチです。
けっこう焼けてますねえ。
過去のドリドリの影響なんでしょうか・・・



 

いつみてもキレイな色ですよね。
これでST−Rクラッチを組むのも何台目かなあ?



 

スープラの純正クラッチはプルタイプのため
ST−Rを組むにはプッシュ式に変更しないといけません。
で、これがその作動変更パーツです。



 

降ろしたミッションに組み込んでおきます。



 

フライホイールを外したところで
パイロットベアリングを触ってみると、「ゴ〜リゴ〜リ」
迷わず新品交換です。



 

ST−Rクラッチ装着完了!



 

ミッションを載っけていきます。



 

このミッションはハウジングに大きな穴が開いているので
作業中に中が良く見えて便利です。
ミッションのシャフトをクラッチにはめ込む時に
穴の小さいミッションだと位置出しに苦労しますからね。

 

続いてはオマケの作業です。
この車が入庫して作業に取り掛かるとき
エンジンルームを眺めてちょっとした違和感が・・・
「このエンジンなんかズレてない?」

前側が助手席方向に向いちゃっているんです。
つまりエンジンが横方向にナナメになっているってことです。
しかも運転席側がエンジンの高さが低い!

「こりゃマウントが怪しいな〜」ということでチェックしてみたらビンゴ〜〜!
もちろん新品交換することになりました。



 

こちらが運転席側のマウントです。
ものの見事に切れちゃってますねえ。
運転席側がエキゾーストになってますので
熱の影響を受けやすいんでしょうね。
ちなみに下側に写っているのが新品です。



 

こちらが助手席側のマウントです。
切れてはいませんがクラックはバッチリ入ってます。
スープラはエンジンマウントのトラブルが多いようなので
気になる方はゼヒともチェックしてみましょう。



 

ミッションマウントも交換しました。
クラック等はなかったのですが、ゴム自体はけっこうヘタってました。

 

続いては全く別物の作業です。
「ライトを明るくしたい!」というオーナーさんの希望を
かなえるために
HIDを装着しました。
調べてみるとどこのメーカーも70スープラは
装着不可となっているんですよ。

リトラクタブルライトなものですからレンズ後方のスペースが狭く
上下に動いた時にクリアランスが取れないんですよね。
しかもH4のHi/Low切り替えタイプなのでバルブ自体も大きいんです。

寸法を測ってみたところ、そのままでは装着できないけど
加工を施せば装着可能だと判断してGOサイン!
小技の加工は当店の得意技ですから!!
 

 



レンズユニットもレイブリックマルチリフレクターに交換。
これだけでもルックスがガラリとかわりました。
昼間でもライトを上げて走りたくなっちゃいますよね。

 



レンズカットが無いですからスッキリとして
とってもスタイリッシュな風貌に変身です。
登録から15年経っちゃった一世代前の車ですけど
これで少しは今風の雰囲気になったかな!

 



どうですこの明るさ!
一度HIDに慣れると、もうハロゲンバルブには戻れません。
レンズカットも無くなったし、ノーマルから比べると
ビックリするぐらいの変化でしょうね。

 



リトラクタブルを閉じるとレンズが下向きになるので
バルブの後側が上を向いちゃいます。
この状態で洗車とかするとバルブにバシャバシャ水が掛かるので
ゴムで防水カバーを作ってやりました。

レンズの中に金魚が飼えるほど水が溜まるのも困りますし
バナーユニットがショートしちゃうのも マズイですから。

 



またまた別作業です。
ラジエターを大容量の物に交換しました。
街乗りしかしないのでアルミより低速での冷却効率が高い銅製をチョイス。
アッパーホースに水温計のセンサーをセットしたのですが・・・

ノーマルのホースはけっこう硬くなっていたようで
アタッチメントを差し込んだところから冷却水がタラ〜リ。
どうせ換えるならということで
APPのホースに交換!
エンジンルームのドレスアップにもなって一石二鳥!!

 



メーターはもちろんDefi
BFメーターの新色ブルーで決めてみました。
もちろん水温計だけじゃありませんよ!
こうやってメーターが並んでいるとカッコイイですよね〜。


愛着のある車を長く乗る人が増えてきましたよねえ。
この頃の車って今の車には無い「アジ」がありますもんね。
 
メンテナンスを兼ねたチューニングやドレスアップで
車をリフレッシュするのも長く乗る秘訣ではないでしょうか。
乗りなれた愛車が新鮮に感じられるはずですよ。

古い車と上手に付き合うための相談もお気軽にどうぞ。
旧車のウィークポイントを押えたうえでのアドバイスをさせていただきます。