ロードスターのエンジンマウント交換作業の紹介です。

★ロードスター エンジンマウント交換★

ロードスターも初期型のNA系だともう10年オーバーの
車輌が多くなってきました。
これぐらいの年式になってくると、アチコチにガタが
出始めてくるもんです。
激しい症状が出ないので見落としがちなパーツの
ひとつにエンジンマウントがあります。
NA系のロードスターだとほとんどが、マウントが
へたってしまっています。
特に助手席側はマウントの上にEXマニがあるので
傷み具合が激しいようです。
当店では数台のロードスターは全て同じような状態でした。





取り外したマウントです。
ゴム部分の上側にクラックが入っているのがわかりますか?





クラック部分のアップです。
車に付いた状態だとエンジンの荷重がかかっていて
わかりにくいかもしれませんが、外してみると
こんな状態になっているんですよ!
中には完全に分離してしまっている車もありました。





新品との比較です。
左側の新品に比べてかなりつぶれてしまっています。
この新品は純正部品ではなく「オートエグゼ」の
強化品ですが、寸法は純正品と同じです。
どうせ交換するなら・・・と、強化品を選びました。
価格もそれほど高くはないですからね。





驚きだったのはコレです。
これはNA8Cから外したブラケットです。
この車は事故歴も無く、さほどハードな走りをする
オーナーさんでは無かったのですが・・・
ブラケットのシリンダーブロックへの固定部分が
ものの見事に折れちゃっていました。
「そういえば、ちょっと前からエンジンあたりから音が出てたなあ。」
というのがオーナーさんのコメントでした。
これだけの状態でも普通に走れてしまうんですから
マウントのクラックぐらいだと体感できませんよねえ。





折れた部分を見てみると・・・
かなりサビているので、けっこう前からクラックが
入っていたようです。

日頃乗っていても全然わからないけど、実はこんな状態
という見本のような部品です。
へたってきているのは体感できないけれど、新品に交換すれば
エンジンのレスポンス等があきらかに変わります。
強化品を使用すればさらに効果アップ!
アイドリング時の振動もさほど気になるレベルにまでは
悪くなりません。(感じ方に個人差はありますが。)
費用もさほど高くはありませんので、リフレッシュの
メニューとしてはオススメの作業です。