アストンマーティン DB7 HID 取り付け作業の紹介です。

★アストンマーティンDB7にHID装着★

アストンマーティンと言えばイギリスの名門メーカー。
007ボンドカーとしてもお馴染みです。
でも、街中で見かけることはほとんど無いですよね。
大都市だとけっこう走ってるのかもしれませんが
岡山ではかなりレアなクルマです。

ウチの店もコクピット時代から20年以上営業していますが
今まで一度も来たことはありませんでした。
そんな
アストンマーティンがやって来たんです!!

常連さんの紹介だったのですが
そうとは知らないコチラとしては最初はビビりましたよ・・・
「おいおい、なんちゅうクルマが来たんじゃ〜!」

高級車のオーラはバンバン出てますし、
ほとんど見た事も無ければ
触った事なんて全く無いクルマですからね〜。

ベンツやポルシェも高級車ですが
街中でもよく見かけるし、ウチで作業もしてますから
さほどビビることもありませんが・・・

最初の来店はバッテリーの注文だったのですが
その後車検でも入庫したりして
オーナーさんともイロイロお話ししてました。

そんな話しの中で・・・
「ライトが暗いんですよね〜。」と言う不満が・・・
「じゃあHIDにしちゃいましょうか!」ってなるのは自然な流れ。

予想はしていましたがメーカーの
マッチング表にはやはり載っていません。
そこで現車でバルブタイプやら、奥行きやらを
確認して装着OKとなりました。

 

ウチの店にこんな高級車は不釣合い?
いえいえ、よく似合ってるじゃあないですか!
後の現実的なノボリとのミスマッチはおいといて・・・

 

それにしても独特のスタイルですよね〜。
このクルマはエアロも付いているので、
さらに威圧感がありますね〜!

WALDのエアロが付いているのはわかっていたのですが
なんとこのクルマ、
WALDデモカーだったんです!
どうりでHPに載っている写真と仕様が同じなわけですよね。

 

さあ、問題のライトです。
黄色く見えるお馴染みのノーマルハロゲン。
そりゃあ、これだと暗いでしょうね〜。

 

チョイスしたHIDはベロフです。
信頼性はダントツのNo.1ですよね!
(価格もダントツですが・・・)

パワーユニットは輸入車とのマッチングが良いスペックEX
やはり高級輸入車ですので、後々のトラブルを
防止する意味からも信頼性は欠かせませんからね。

バルブはHIDでは一番人気の6000Kです。
個人的にはこの色温度が一番HIDらしいと思っています・・・

 

このクルマのロービームはエンジンルームからは
アクセスできない構造になっています。

フェンダーのインナーカバーにフタが付いていて
このフタを開けるとバルブ廻りが見えます。
単純なバルブ交換ならこの状態でも作業できるのですが・・・

今回はHIDの装着ですので
バラストなどのユニットも取付けしなくてはいけません。
そこで邪魔になるインナーカバーは
一旦取り外してしまいます。

 

カバーを外したら広いスペースがあるものと思っていたら・・・
ガ〜〜ン!何やら黒いボックスが付いています。

この写真は左側ですが、右側にはウォッシャータンクが!
どちらもユニットの固定場所に苦労しそうです。
トホホ・・・

 

バルブはH1タイプです。
レンズの奥行きも全く問題無し!

H1タイプは国産車の場合、レンズユニットを削ったり
専用のアダプターを使ったりすることが多いのですが
このクルマは無加工ですんなり付きました。

こんな高級車のライトを削ったりするのは
あまりやりたくありませんからね〜。

 

バルブユニット固定完了です。

 

バラストなどのユニットはライトの奥側に固定。
スペースとボルト穴の関係で左右で固定場所が違いますけどね。

ライトの防水カバーを加工して、
バルブからの配線をユニットに接続すれば完成です。

 

インナーカバーを取付けます。
例のフタの部分からはユニットも見えてます。

この状態でバルブは外せますが
バラストなどのユニットはちょっと無理ですね〜。
まあ、バルブが切れることはあっても
バラストが壊れることは滅多に無いんで大丈夫ですが。

 

どうですか、真っ白なライトになりました。

 

ノーマルライトとの比較です。
色の違いは明らかですよね〜。

写真では明るさの違いがわかりにくいのですが・・・
一度HIDに慣れるともうハロゲンには戻れなくなってしまいます。
(初めてHIDを付けた方共通の感想です。)

こうなってくるとフォグも何とかしたくなりますよね〜。
ヘッドライトは白でフォグが黄色だとちょっとネ。

最近はフォグをHIDにする方が増えています。
ヘッドライトが純正でHIDのクルマが増えてきたのもあるんですが
フォグをHIDにするとすっごく明るくなりますから!
一度お試しあれ!!

 

余談ですが、このクルマのボンネットって
前ヒンジの後開きタイプです。

昔は国産車でもこのタイプのクルマはけっこういたのですが、
(ダルマセリカやS30フェアレディZ・・・って古っ!)
現在では全くいなくなりましたよね。

ボンネットを開けている姿はカッチョイイのですが・・・
整備性はサイアクです。

そういった理由から段々姿を消していったのだと思います。
でもクーペボディに後開きはよく似合います。
このクルマの場合は実用性より見た目なんでしょうかね。
(整備性はオーナーにはあまり関係なかったりもしますから・・・)

ちなみにこのクルマのエンジンは
直6 3.2L +スーパーチャージャーです。
年式によっては 6L V12っていうのもあるそうです。

 

内装のデザインも独特です。
国産車ではまず見る事の無い色使いですよね〜。

シートはもちろん革ですし、英国車のニオイがプンプンします。
サイドブレーキがドア側にあるのも特徴的ですね。

 

当店では国産車に限らず輸入車のHID取付けもやってます。
最近では安いHIDもけっこう発売されていますが
やはり輸入車には信頼性の高いメーカーを選びましょうネ!

通販やネットオークションで激安の商品がありますが
あまり良い話は聞きませんね。
国産車でもトラブルが出てるようなので
あまりにも安すぎる物には手を出さないほうが無難ですヨ!!