FD3S エアロボンネットの比較です。

★各社エアロボンネット比較★


当店にはFDの常連さんが多いのでエアロもいろんな
メーカーの物を装着しています。
エアロボンネットも外観上の重要なポイントであると同時に
エンジンルームの熱を逃がしてやるという
チューニングに欠かせないアイテムです。

 そこで今までに装着したいろんなメーカーの
エアロボンネットを比較してみました。

見た目だけでなく機能面においても
各メーカーさんのスタンスがわかります。

まずはニノさんFDの
「パンスピード」から・・・



とにかくデカい開口部が目を引きます。
ボンピンの取り付け位置はオーナーの好みで・・・





正面からです。
どこから見ても開口部はよく目立ちますね。





どうです、このデカさ!
そのかわり雨はエンジンルームにバシャバシャ入ります。
ボンネットはパンスピードですが
VマウントはHKSです。





ウラからみれば開口部のデカさがよくわかります。

 





続いては「スタウト」です。
このメーカーの物はアウトレットがインタークーラー上と
ボンネット後方の2段構えになっています。





正面から。




パンスピードとは正反対にかなり控えめな開口部です。
雨水の浸入を抑えながらエアを抜くための
工夫なんでしょうかねえ。
こちらから見れば2段目のアウトレットもよくわかりますね。





ウラから見るとこんなかんじ。
やはりパンスピードとはかなり違います。

 





お次は「ナイトスポーツ」です。
インタークーラー上だけでなくサイド部後方にも
アウトレットが左右に開いています。





センターの開口部はパンスピードに近いぐらいの
面積があるかな?
スタウトよりは広いですね。





パンスピードとの違いはココです。
開口部は広いですがウラに雨よけのカバーが付いてます。
このカバーは脱着式になっていますので
サーキット走行などの時にはクリップを抜いて取り外せます。
走る時は開口部も全開ってことですね。





サイドの開口部も同じようにカバーが付いています。
この辺の細かい部分はやはり価格の差からくるんでしょうかね。
なんせパンスピード¥85000に対して
ナイトスポーツ¥145000ですから・・・
 





最後はフジタエンジニアリングです。
上の3台はFRP+塗装でしたが
この車はカーボンボンネットです。





写真ではわかりづらいですが
仕上げはかなりキレイです。





カーボンの柄もキレイにでていますし
表面の光沢も文句なしですね。
カーボンボンネットは時間がたつと表面が白っぽくなってくるので
この光沢がどれぐらい持続するのかがカギですかね。

あまりにもキレイなので穴をあけるのがもったいないからと
ボンピンは付けなかったのですが、サーキットではかなりブレたようです。
やはりサーキット走行にはボンピンは必要ですね。





このボンネットはアウトレットの位置が他のメーカーの物とは
かなり異なっています。
通常のインタークーラー上には開口部がなく
後方のフロントガラス前に2段のスリットが開いています。

エンジンルーム全体の熱気を後方から抜いてやろうという事なんでしょうが
ラヂエター直後に開口部が無いことが
水温に対してどの程度影響してくるんでしょう?
こればっかりは同じ車で比べてみないとわかりませんね。





このボンネットも雨よけのカバーが付いています。
もちろん脱着式ですのでサーキットでは取り外せますよ。

水温への効果は別として(不明ですから・・・)
このクオリティはかなり評価できると思いますよ。
なにしろこれだけの仕上がり具合で¥148000ですから。
カーボンですから塗装もしなくていいですしね。

同じ車でテストしていないので水温に対するデータはありませんが
どのメーカーの物も純正よりは冷却効果はあるでしょうね。
あとはデザインと予算で決めていくしかないでしょう。
ストリートがメインの方は少々値段が高くても
雨よけカバーの付いている物をオススメします。