バッテリー溶接機の紹介です。

★バッテリー溶接機★

 

溶接機ってちゃんとした物を買うとけっこう高いんですよねえ。
とはいえ加工作業なんかだとけっこう溶接が必要になるし・・・
家庭用の100Vでいける溶接機もでていますが
あまり使い物にならないらしい。

そこで「ちょっと試しに」とばかりに
バッテリー溶接機を作ってみました。
インターネットで検索してみると、これがけっこうイイらしいのです。

 

ネットでは価格の安い「38B19」サイズがいいと
書いてあったのですが、D23・26あたりの
デカイサイズがころがっていたのでそれを使いました。
ウチにはバッテリー充電器があるので
容量の小さいB19サイズを使う必要はなですからねえ。

 

4ゲージのコードを使って3個のバッテリーを
直列につないでやります。
ターミナルを使っているので溶接する材料によって
3個と2個を使い分けることもできます。





全体を見るとこんなかんじです。
溶接用のコードはブースターケーブルを使います。
ホームセンターで乗用車用として売られてているヤツだと細すぎます。
せめてトラック用となってる物を買いましょう。
ウチにはちゃんとしたケーブルがあったので
(まあ、あるのが当然ですけど)それを使いました。





ノーマルのブースターケーブルのワニぐちは
こんな形になっているので溶接棒がうまくつかめません。





そこで先のほうをちょっとツブしてやりました。
本当はここぐらいは正規の溶接用の物に
換えたほうがいいんですけど、この程度の加工なら
溶接をしない時には本来のブースターケーブルとして使えますからね。





どうです?ちゃんとつかめているでしょ!
力を入れるとちょっとグラつきますが、
十分使用できる範囲ですよ。





バッテリー3個と2個の比較です。
やはり3個のほうがきれいに溶けるのですが、
材料が薄すぎると板自体もけっこう溶けてしまいます。
これは作業をやりながら使い分けるしか無いようですね。
また、2個だと最初のスパークが飛びにくいという難点もありますから・・・



実際に使ってみると思ったよりイイかんじで使えました。
ポイントはバッテリーをしっかりと充電しておくことですね。
充電がちゃんとできていれば本式の溶接機にも
負けないぐらいのパフォーマンスを発揮してくれます。
今回かかった費用は溶接棒代だけでした。
あとは店にあったものをそのまんま使いましたからね。
何も持っていない人が作るとしても
そんなに費用はかからないでしょう。
あとは簡易型の充電器でも買っておけばバッチリでしょうね。