AZ-1 ロアアームブッシュのピロボール化作業の紹介です。

★ロアアームブッシュをピロボールに★

ボロハチ1号のライバル車輌である
やまちゃんのAZ1がまたまたステップアップです。
今回は足廻りの作業です。
ロアアームの付け根にあるブッシュを
ピロボールに交換することになりました。

ピロボールにするメリットは・・・
アームの縦方向の動きがスムーズになるので
ショックやサスの動きが良くなります。
そして横方向のネジレなどがなくなります。
つまりショック・サス本来の動きを生かしてやって
しなやかな足になるってことですね。





今回チョイスしたピロブッシュは「ハーフウェイ」という
メーカーさんの商品です。
年式からいっても純正のブッシュはかなりヘタっているでしょうから
メンテナンスの一面もありますよね。





AZ1はフロントもリアも同じような構造の足廻りになっています。
まずはロアアームにささっているスタビを外します。





続いてロアアームの根元にあるボルトを抜いて
アームをフリーにしてやります。





ナックルの下側にあるボルトを抜くと
ロアアームはあっさりと外れてきます。
ここの部分は圧入にはなっていないんだけど
たまにサビなどで固くなってる車があって
なかなか外れないこともありますね。





外れたロアアームです。
なんとAZ1のロアアームはフロント・リア・左右同じなんです。
(4本とも同じ物ってことです。)





抜き換え前の下準備から。
純正のブッシュは両端のゴム部分がアームにかぶさっています。
このままでは作業がやりにくいので
かぶさっている部分のゴムを切り取ります。





プレスを使ってノーマルのゴムブッシュを抜き取ります。
圧入してあるとはいっても
そんなにキツいもんでもありませんけどね。





続いてピロブッシュを圧入します。
もちろんプレスじゃないとはいりませんよ。
万力でもできないことはないでしょうけど・・・





圧入が完了したピロブッシュです。
アームとの位置がずれないように
圧入具合を確認しながら慎重にやらないとね。





今回はスタビブッシュも強化品に交換します。
これはロアアーム部分に付いているブッシュです。
新品と比べるとけっこうヘタっているのがわかります。





これはスタビをボディに固定する通称カマボコゴム。
こちらはパッとみただけではヘタリはわかりませんね。





抜き換えの終わったロアアームを固定します。





新品ブッシュを使ってスタビを固定します。
先にロアアームを完全に止めちゃうと
スタビをはめこむのにけっこう苦労します。





ピロブッシュも外からは見えないし
スタビブッシュも純正品と見た目は変わらないので
装着後の視覚的効果はな〜んにもありません。
でも走りの効果はバッチリでしょう!





今回は車高調も新調しました。
ピロブッシュと同じく「ハーフウェイ」さんの製品です。
「キャットウォーク」という製品名の示すように
しなやかさがウリの足廻りのようです。
今まで装着していたものがけっこうゴツゴツきていたので
これでどれくらい変わるか楽しみですね。





この車高調はアッパーマウントに特徴があります。
キャンバー調整用のスライド溝がなんとナナメになっています。
しかも前後ともなんです。
フロントでいえばキャンバーを変えると
キャスターも同時に変化するという事になります。
これはメーカーさんがテストの結果採用した方法だそうで
変化量もテストデータに基づいて決めてあるそうです。





残念なことにこの製品にはブレーキホースの
ブラケットが付いていませんでした。
インシュロック等で固定してやればいいのでしょうが・・・
重要保安部品であるブレーキ関係の部分でもありますので
もう少し安全性を考えて欲しかったですね。

メーカーさんのお話ではサスやショックの材質・クオリティ等に
かなりこだわって作っておられるようなので
こういった細かいところにも注意をはらって欲しいですね。
ぜひとも改良してもらいたいポイントです。

さあ、やまちゃんAZ1がまたまた進化しましたよ〜!
軽量なAZ1だけに足廻りの進化はサーキットで
大きな武器になるんじゃないでしょうか。
ボロハチ1号はますますピ〜〜ンチ!!!
 
次の走行会が楽しみでもあり、怖くもあり・・・

サーキットを走ったあとのやまちゃんの
インプレッションが楽しみですね。
足廻りがガラッと変わったことが
吉と出るか、凶とでるか・・・