AZ−1のオイルクーラーに導風板を装着した作業の紹介です。

★オイルクーラー導風板装着★

やまちゃんAZ−1にオイルクーラーを装着した作業レポートを
見たお客さんから問い合わせがありました。
「トラストのオイルクーラーを装着しているんですが
導風板だけ作ってもらうのも可能ですか?」
キットをそのまま付けただけだとけっこう油温が上がるらしい。

取付ける場所が場所だけに冷却効率は悪いですから
導風板を作って、少しでも多くの風を当ててやりたいですよねえ。
導風板の製作はとくい技ですからおまかせください!





やまちゃん号はホース径を太くするためにキット品を使わず
汎用タイプを装着したんです。
今回の車は専用のキット品らしく、やまちゃん号とはレイアウトが違います。

そうでなくても風が当たりにくいのに、
コアの前にサーモハウジングがあって
風の流れを邪魔しています。
これじゃあ導風板を作っても効果は半減!
まずはレイアウトを変更してやります。





サーモハウジングをホースごと取り外します。
現車あわせでホースレイアウトを確認して
入れ替えたり、長さを調整してやります。





コアの前に鎮座していたサーモハウジングを
横のほうに追いやってコアの前はすっきりしましたね。





前から見ると邪魔者はナッシング!
これなら導風板の効果も出そうです。





いつものように型取りをします。
ここで寸法を間違うと全てがパ〜になっちゃいますから
慎重に作業をすすめます。





アルミ板に型紙を当ててけがいていきます。





アルミ板をカットして折り曲げます。
けがく時に立体的な形をイメージしておかないと
出来上がりがブサイクな格好になるので注意が必要です。
固定方法もあらかじめ決めておかないといけませんね。





コアに当たる部分や導風板同士の切れ目にはスポンジを貼ります。
 





まずは上側の板を固定します。





続いて下側の板を固定して完成です!





前から見るとこんなかんじです。
少しでも多くの空気を取り込むために、横板は前側を広げています。





やまちゃん号と同じように高さはサイドのミミの高さ内に納めています。
サーキットでコースアウトでもしないかぎりは
導風板を打つことは無いでしょうね。
まあ、縁石またいだりしたら別ですけど・・・


風の当たりにくい場所にしか取り付けスペースの無いAZ−1には
やはり導風板が必需品ですよねえ。
せっかく付けるからには性能を100%発揮させたいですからね。