AZ-1 EXマニ交換と強化オイルポンプ装着作業の紹介です。

★EXマニ交換&強化オイルポンプ★

すでに某メーカーのステンEXマニに交換してある
Y君のAZ-1ですが、このEXマニが割れてしまいました。
なんとこれで同じメーカーの物が2本目なんです。
ちょっと強度的に問題アリ?
という事で今回は違うメーカーの物に交換します。
訳あって、エンジンが降りている状態なので
オイルポンプも強化品に交換します。
車に載っているのに比べて、作業がとってもやり易いから
工賃が安上がりになりますからねえ。





降りているエンジンです。
車上だとEXマニ交換は、運転席後のフタを外して
狭いスペースで作業をする事になるんですが
この状態だととっても広々してラクチンです。





これが問題の某メーカー製EXマニです。
ものの見事にクラックが入っています。
前回交換してからさほど走ってないんだけどなあ。





このメーカーのEXマニはボルトも締めにくいんです。
特にココ!!
ボルトのすぐ上にEXマニのパイプが張り出しているので
6角レンチが入らないんです。
しかも振り幅がとれないので、必要なだけの
トルクがかけにくいんです。
だからよく緩んでしまうもんで、定期的に増し締めを
してやらないといけません。





この作業専用に6角レンチを短くカットした工具を
作りましたが、これでもかなりキビシイんですよ。
取り付け作業をしている皆さん、苦労していることでしょうね。





左側が今回取り付けする「News」製のEXマニです。
パイプの取り回し等は今までの物と、けっこう違いますね。





パイプの太さもかなり違います。
NewsのEXマニは某メーカー製より一回り太くなっています。
このエンジンはタービンを大きい物に換えてあるので
パイプが太くなれば、ブーストの立ち上がりがよくなるのでは
ないかなと期待できますねえ。





もちろんタービン側のパイプも太くなります。
古いほうはススが付いていて見えにくいですが
フランジの穴の径に比べて、パイプ径が奥で
絞られて細くなっています。
NewsのEXマニはフランジとパイプの径が同じで
ストレート形状になっています。





ガスケットを新品に交換して、取り付けします。
もちろん他のガスケットも新品にします。
後々漏れが出たらイヤですからね。





EXマニを固定してタービンを取り付けます。
NewsのEXマニはタービン側のフランジ部分から
ストレート状のパイプがでているので、ちゃんと工具も
はいって締め付けも問題ありませんでした。
耐久性はまだまだわかりませんが、作りは某メーカーより
ちゃんと考えられているようですね。





続いてはアウトレットパイプです。
どちらのメーカーもアウトレットパイプは専用品が必要になります。
左側がNews製で、右が某メーカー製です。
某メーカーの物はステンでカッコイイのですが
ブローオフバルブ用のパイプが出ていません。
パイプの加工をしてやらないと、ブローオフを付けることが
できなくなってしまいます。





で、インタークーラーからスロットルまでのパイプの途中に
加工を施したパイプを入れて、ブローオフを
接続できるようにしていました。





今回はアウトレットパイプからブローオフ用の
パイプがでているので、そちらにつないでやります。
と、言っても純正のホースがすんなり配管できる
わけではありませんけど・・・





ブローオフの配管がノーマルパターンに戻ったので
元々所有していたチタン製のインタークーラーパイプが
使えるようになりました。
チタンのパイプを途中でぶった切るのはもったいないもんね。





お次はオイルポンプの交換作業です。
やはりエンジンが降りている状態だと、車上に比べて
作業はラクチンですねえ。





マウントやプーリー・カバー・タイミングベルト等を外します。





あとはオイルパンを外してやれば、ポンプが外れます。
車上での作業だと、プーリーやベルトを外す作業が
とっても面倒です。
なにしろフレームとのすき間が少ないですからねえ。





オイルポンプの比較です。
左側がNewsの強化品、右が純正です。
外観上の違いは全然ありませんでした。
純正品は下取りになるので、メーカーに送り返します。





いつもの悪いクセで、フタを開けて中身を見てみようと
思ったのですが(どんな風になっているのか気になるんで)
フタを固定してあるビスに「開けるなよ!」と言わんばかりに
カシメがしてあったのであきらめました。





しょうがないのでストレーナー用の穴から覗いてみました。
News製は中身のローターがかなり太くなっています。
純正の倍ぐらいの厚みですかねえ?
これで強度アップと容量アップの一石二鳥なんですね。





ブロック下面のガスケットのカス等をキレイにしておきます。





新品ガスケットを使ってポンプを取り付けます。
あとはオイルパン・ベルト等を戻して終了です。

このエンジンは前にオーバーホールがてら、ピストン等も
社外品に交換してあるので、オイルポンプの容量が
あがるのは安心できていいですね。
ノーマルエンジンでもブン回して走る人は、交換しておいたほうが
安心のパーツですね。
高回転を多用しているとオイルポンプのローターは
割れやすいそうですから・・・(AZ-1に限らずですが)

あとは車に搭載してから、オーナーさんからの
インプレッションが楽しみですね。
EXマニが変わったことでどれぐらいの変化が出るのか?
詳細はまた後日報告します。