AZ−1のメタルキャタライザー装着作業の紹介です。

★メタルキャタライザー装着★

毎度おなじみAZ1のやまちゃんですが
カプチーノにメタル触媒を装着した作業記録を見て
とってもうらやましがっていました。
ただ残念なことにAZ1用は発売になっていませんでした。
 
ところが
「デザートイーグル」というメーカーさんから
ついに発売になったんです!!
20個限りの限定生産ということだったので
さっそく注文を入れちゃいました。

  やまちゃんのAZ1はタービン・EXマニに加えて
エンジン内部にも手が入ってるので
触媒部分の抜けがよくなるとさぞかし効果があるでしょうね。





商品が入荷したので作業開始です。
AZ1ならではの構造で、タービン廻りのサービスホールが
室内にあるので、まずはシートを取り外します。
特にこの車はフルバケにしてあるのでシートが付いたままだと
狭っくるしくて作業がはかどらないんですよ。





シート後ろのフタを外すとタービンが丸見えに。





遮熱板が付いている部分が純正の触媒です。
車輌の上下両方からの作業になります。





シフトリンケージのワイヤーをフリーにしてやります。
ワイヤー自体に熱対策を施す為なんですが
他にも理由があって、固定は作業の最後にします。
どんな理由かはそのうちわかります・・・





O2センサーと排気温センサーのカプラーを抜きます。





純正触媒はタービンにだけでなくブロックにも
補強用に固定してあります。
このボルトを外しておかないと触媒は外れません。





マフラーとの接続も外して、タービン部分のボルトを緩めて外します。
下に抜いてやるんですが排気温センサーは
先に外しておいたほうが作業がラクですね。





さあお待ちかねのメタルキャタライザーです。
青色の部品はシフトワイヤー用のヒートプロテクトです。
標準でついているのか、オマケで付けてくれたのかわかりませんが・・・





限定生産品のためシリアルナンバーが入っています。
この商品は6個目のようですね。





純正の鋳物に対してステンレスだから
見た目のかっこよさは全然違いますねえ。
それどころか形も全く別物!
けっこう複雑な形状になってますねえ〜。





複雑な形状の理由はおそらくコレです!
純正触媒のほうはタービン出口からいきなり下方向にいってます。
一方デザートイーグルのほうはタービン出口から真っ直ぐ出て
その先でなだらかなカーブで下方向に向かいます。
これは排気効率を考えた結果の形状でしょうね。





出口部分の中を見れば差は歴然。
純正は左寄りに下方向への穴があるために
半分以上の面積がすぐ壁状態になっています。
見るからに効率悪そう・・・
デザートイーグルのほうは出口の穴の形から
丸パイプになだらかに変化しています。
これだけ違うと排気の流れに差が出ますよねえ。





排ガス試験の証明書もちゃんと付いています。
これで車検も問題無し。
交換時に必要な純正ガスケットも付属しています。
ココはけっこうハナマルポイント!
大手メーカーさんの商品でもガスケットは
付属していない事が多いんですよ。
そうなると別購入になるので、こういった心配りはうれしいですね。





純正の補強部分が固定されていたところは
使用しませんのでボルトを締めておきます。
触媒が友締めになっていたので、純正ボルトは長すぎて使えません。
マウントステーを止めるボルトなので
代わりの物も強度に注意して選びました。





いよいよメタルキャタライザーを車にセットします。
形状が複雑なのではめ込むのにはちょっと苦労します。
いわゆる知恵の輪状態ってやつですね。
純正は下に抜きましたが、上から入れたほうが
やりやすかったですね。
この時にセンサー類は付けていないほうが簡単です。
センサーは後からでも取り付け可能ですから。

ここで先ほどの理由がわかります。
シフトのワイヤーが無いほうがスペースが
広くとれて作業がやりやすいんですよ。





下から見るとこんな取り廻しです。 





純正はマウントステーの間を無理やり通っていました。
今度はマウントステー外側の広いスペースに変わっています。





仮止めして各部の点検をしてみると・・・
エンジンマウントを固定するフレームに干渉しています。
この車はタービン・EXマニが社外品になっていますので
どちらも純正だったら干渉しないのかもしれません。





サンダーで削ってやろうかとも思ったのですが・・・
フレームの補強リブの部分だったので
強度面を考えて曲げてやることにしました。
と、口で言うのは簡単ですが、さすがにフレームの鉄板ですから
簡単には曲がってくれません。
しかもスペースが無いもんですからけっこう苦労しました。





ここも干渉しています。
やはりこちらも曲げてやることに・・・





こっちはさらにスペースが少なかった!
今回の作業の中で一番時間がかかったポイントですね。
なんとかすき間ができて干渉しなくなりました。
鉄板に防錆の塗装をしてやればココは終了。





センサーを取り付けて
ヒートプロテクトを通したシフトワイヤーを固定します。
純正とは触媒の位置が変わっているので
熱対策には特に注意が必要ですね。
以上で作業終了です。

装着後の排気音はさほど大きな変化はありませんでした。
ちょっと太めの音になったかなという感じで
車検にも全然問題ないレベルでしたね。
パワーアップのレベルはやまちゃんの
インプレッションを待つことにしましょう。

さあ、これで次の走行会ではボロハチ1号はますますヤバくなってきたゾ・・・