AZ−1のオイルクーラー装着作業の紹介です。

★オイルクーラー装着★

ミッドシップでしかもターボエンジンのAZ1。
当然ながらエンジンの冷却がかなりキツイ状態
なのは容易に想像できますよね。
Y君のAZ1は大容量ラジエターを装着したりして
冷却面では気を使っているのですが・・・
TIサーキットだけでなく備北や灘崎でもガンガン走るので
油温もガンガン上がります。
そこでオイルクーラーを装着することになりました。


トラストから専用キットが発売されているのですが
今ひとつ容量が物足らないので、パーツをバラで揃えて
大容量オイルクーラーにすることにしました。
専用キットはホースがAN8サイズを使うようになっています。
おそらくホースが太すぎると油圧の低下が心配されるのだと思います。
大容量のコアはAN10サイズ対応の物しかありません。

この車はオイルポンプを強化品に交換してあるので、
大容量コア+太いホースでも心配ないでしょう。
ノーマルエンジンの車輌なら素直に専用キットを使うことをオススメします。





AZ1の場合オイルクーラーを取り付ける場所にも悩みます。
まさかフロントまでホースを引っ張るわけにもいかないし・・・
幸いにもエンジンのちょうどまん前にちょっとした空間があります。
エレメントとの位置関係もバッチリですし、ここにキマリです。
と、いうかここにしか付きませんよね。





オイルクーラーのコアです。
トラストからコア単体で発売されている物です。
価格もリーズナブルなのでとっても助かります。
ホースのアダプターなどは別売りのアールズ製品を使います。
今回は90度エルボのエコノフィットをチョイス。





オイルの取り出しはこちらもトラスト製の
汎用エレメント移動キットを使います。
エレメント交換は結構やりにくかったので一石二鳥!





エレメント移動キットにはサーモスタットが
入っていないので、スフィーダのマルチサーモブロックを使います。
街乗りもするので冬場のオーバークールは
困りますからねえ。





まずはサーモブロックにステーを取り付けます。
ステーは付属していませんので、取り付け場所に合わせて
自作してやらないといけません。





限られた空間に全てを詰め込むので、取り付け場所を
あらかじめよく吟味しておかないといけません。
当然、取り付けは奥から順番に・・・
今回はサーモブロックが一番奥です。





ホースが付くとカッコイイ!
油温計のセンサーはサーモブロックに取り付け。
移動キットにもセンサー取り付け穴がありますが、
ミッドシップなのでセンサーコードの長さを考慮して、
室内に一番近くなるココに決定!





まるでタコの足のようにホースがうねっています。
狭い空間に詰め込むのでしょうがないんですけどね。





エレメントはかなり交換しやすくなりました。
まあ、作業するのはウチだから
オーナーさんには関係ないんだけどね・・・
エレメント自体もトヨタ用を使うようになるので
ノーマルより容量アップですね。





コアも付いて全体の感じがわかるようになりました。
なるべく風を受けやすいようにコアはナナメに装着。
この後も導風板などの作業があるので
コアを傷つけないようにダンボールで保護しておきます。





コアの固定は片側だけだと強度面で心配なので
ゴツ目の補助ステーを装着。





ホースレイアウトはかなりきびしいので
フレームやボディと接触してしまいます。
危なそうな部分はゴムホースやコルゲートチューブで
保護してやります。





お得意のアルミ板カットの導風板です。
場所が場所だけに少しでも多くの風をコア本体に
当たるようにしておかないといけません。





前から見るとこんな感じ。
なるべく多くの空気をすくえるように作ってみました。
他に逃げずにコアに風が行くようにしています。

以上で作業終了です。
サーキットでどれぐらいの効果を発揮するのか楽しみです。
長時間連続走行ができるようになったから
店長ハチロクはますますピ〜ンチ!
抜かれないようにガンバらねば・・・