外車 ホイールアライメント作業の紹介です。

★外車のアライメント★


国産車と違って外車のアライメントは
メーカーによってかなり数値が異なります。
また、調整方法も特色がある車が多いです。
車種によって注意点が違いますので
独自のノウハウが必要になります。

  



最近台数が増えてきたBMWですが
アライメントを依頼される方のほとんどが
ローダウンしているので、タイヤの偏磨耗や
フラツキが多くなっています。

   



セッティング自体は国産車と同じような
方向性でいけるので、外車の中では
比較的素直なほうではないでしょうか。
とは言っても、外車ですから調整のやり方等は
独特のものがあります。

     



ベンツの場合は左に流れる車が多いので
基準値に合わせるのではなく
特殊なセッティングが必要になります。
特に左ハンドル車だと左流れの傾向が
強く出るようです。

    



国産車と違う調整方法の一例を紹介します。
この写真はある外車のフロント足廻りです。
ダブルウィッシュボーンなのですが
キャンバー・キャスターの調整方法が
かなり特殊な方法になっています。

  



アッパーアームの取り付け部分の
フレームが長穴になっており、ボルト・ナットを
緩めてスライドさせる方式です。
写真では見えにくいですが矢印の先の部分に
ほんの少しだけ長穴の端が写っています。
調整範囲はかなり広いのですが、ピタッと数値を
合わせるのが非常に難しいのです!
しかも、アッパーアームの付け根なので
調整する時にはタイヤの間から手を入れるように
なるので、作業がやりづらいです。
国産車だと調整できる車のほとんどが
ロアアームの付け根で調整するようになっているので、
車の下から調整できますし、カム式なので
数値を合わせるのも長穴に比べるとラクですね。
この長穴タイプはアメ車に多いようです。

これ以外にもサブフレームの取り付けボルトを
緩めて、サブフレームごと前後左右に動かす等
国産車では絶対お目にかかれない方法の
車がいろいろあります。

国産車の感覚だと調整できない車や
調整しても症状が消えない車などが
数多く存在しますので、外車のアライメントで
お悩みの方は一度ご相談ください。